◆神宮（じんぐう？） ※　この地図は、内務省地理調査所発行の1／50,000地形図「防府」（昭和21.11）を使用したものである 所在：周南市戸田（へた） 地形図：島地／防府　福川／防府 形態：谷沿いに家屋が集まる 標高：400m前後 訪問：2022年1月   　大字戸田の西部、上苔谷集落からさらに西にある。 　上苔谷には林道神宮線の起点があり、これを利用することで車輛での訪問が可能。集落の手前では、まず「神宮あさひの里」という広々とした展望地が目につく。この入口付近には墓地があり、森重・國本・山本といった姓を確認。往時からここにあるかは不明だが、集落の墓地と思われる。 　1960年代の航空写真ではこの先の山林内に建物のようなものが写っているが、現地で明瞭な痕跡は確認できず。ただしこの付近ではいくらかの遺留物や古い墓も見られた。またもう1箇所の推定地でも瓦や陶片を発見。探索は道上のみで、道下にも宅地があったと思われるが未調査。 　なお「角川」の小字一覧には、戸田所属の小字として神宮（ジング）や奥神宮といった地名が見られる。
（写真1　林道神宮線起点）	写真2　「神宮あさひの里」
写真3　写真2からの眺め	写真4　墓地
写真5　建物跡？	写真6　石の鉢
写真7　平坦地	写真8　石垣
写真9　古い墓地	写真10　農地跡の石垣
写真11　屋敷跡？	写真12　写真11にて。瓦
写真13　集落裏手の道	写真14　炭焼き窯