◆山ノ上（やまのうえ） ※　この地図は、地理調査所発行の1／50,000地形図「長門峽」（昭和22）を使用したものである 所在：山口市徳地船路（とくぢふなじ） 地形図：大原湖／長門峡 形態：川沿いに家屋が集まる 標高：約520〜600m？ 訪問：2022年1月   　大字船路の東部、北谷川（佐波（さば）川二次支流）の上流部にある。 　集落では数箇所の宅地と神社を確認。宅地には、往時からの建物が残るものもある。神社の鳥居には世話人として松尾・河野・弘中といった名が見られたが、かつての住民だろうか。集落上流部には池のようなものが複数見られるが、現地は未確認。水田跡を転用した養殖施設だろうか。 　現地で会った方の話では、平家の落人が隠れ住み、古くは30軒ほどあったのではないかとのこと。 　なお「角川」の小字一覧には、船路所属の小字として「山（ヤマ）ノ上（ウエ）」が見られる。ほか奥山ノ上・上山ノ上・西奥山ノ上・上山ノ上東西・北山ノ上・中山ノ上・西山ノ上・下山ノ上といった地名も見られる。
写真1　屋敷跡	写真2　屋敷跡の遺構
写真3　道と農地跡	写真4　神社
写真5　何かの跡（神社そば）	写真6　屋敷跡
写真7　瓦	写真8　屋敷跡
写真9　屋敷跡にて	写真10　道路沿いの風景。両側に屋敷跡
写真11　屋敷跡	写真12　墓地（松尾氏）
写真13　農地跡と道