◆山ノ垰(やまのたお?)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「須佐」(昭和22)を使用したものである
所在:萩市弥富下(やどみしも) 地形図:長門新市/須佐 形態:谷沿いの一軒家? 標高:約360m 訪問:2015年8月
大字弥富下の南部、及谷(およびだに)川(田万(たま)川支流)の最上流部にある。 訪問は及谷川より。往時は集落まで車輛が通れたような道幅があるが、現在は徒歩でのみ通行可。道路は加ヶ谷(かがたに)側上流とを隔てる鞍部まで通じている。この鞍部の少し手前で、屋敷跡を1箇所確認。集落付近には谷沿いに農地の跡が見られる。 町誌の「弥富の生活」の節では、「村内小名」のひとつとして「山の垰(たお)」が挙げられ「人家アリ」とあるが、当地のことと思われる。
写真4 屋敷跡脇の何かの基部