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◆高佐手(たかさで)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「大竹」(昭和21.11)を使用したものである

所在:岩国市美川町南桑(みかわまちなぐわ)
地形図:渋前/大竹
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約240m
訪問:2017年8月・2019年8月

 

 大字南桑の中部西寄りにある。錦川鉄道錦川清流線・南桑駅の南西およそ500m弱、292mの標高点のあるピークのすぐ南側。
 最近の地図では記されていないが、集落付近までは鋪装道路(林道石童山(いしどうやま)線)が通じており車輌での訪問が可能。林道脇の資材置き場が目印で、このそばに石垣や南東方向に延びる徒歩道が確認できる。しかし訪問時は資材置き場の敷地一帯に屋敷跡があるものと誤ったため、屋敷跡は未確認(1970年代の航空写真には、敷地の西側に家屋が確認できる)。なお林道沿いには残土捨て場が2箇所あり、いずれも「高佐手」の名が見られる。
 町史の戦歿者芳名録より、少なくとも1軒は楊井家であったよう。

 2019年、南桑駅より再訪。前回は見つからなかった屋敷跡や墓地を確認。墓地では先の楊井姓のほか、高木姓が見られた。また地形図上で292mの標高点が記されている山では、神社の跡と思われる遺構が見られた(写真13・14)。道は先述の資材置き場に通じていたが、資材置き場からの道の取り付きは非常に分かりづらい。

 


写真1 資材置き場の平坦地(以下2017年撮影)

写真2 農地跡と石垣

写真3 農耕器具の一部


写真4 集落南東に延びる道


(写真5 残土捨て場)


(写真6 南桑駅からの登り口)(以下2019年撮影)

写真7 屋敷跡(手前・奥とも)

写真8 農地跡?の石垣

写真9 道沿いの墓

写真10 墓

写真11 墓

写真12 墓

写真13 神社跡?の何かの基礎

写真14 神社の社殿跡?

 

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