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◆一ノ原（いちのはら）
※ この地図は、地理調査所発行の1／50,000地形図「三段峽」（昭和32.11）を使用したものである
所在：廿日市市吉和
地形図：戸河内／三段峡
形態：川沿いの斜面に家屋が集まる
標高：500m前後（水面は約490m）
訪問：2013年5月
吉和村の北東部、太田（おおた）川左岸にある。立岩（たていわ）ダムの人造湖（竜神（りゅうじん）湖）に一部が水没。
現地には道路から一段高くなった平坦地があり、「佐原屋家累代納骨塔」と刻まれた碑や遺構が見られる（写真1）。また山側にもう一段登ると墓地になっている（写真2）。以下は碑文（■は判読できず）。
昭和十一年十一月廿日下山部落退去 切皆本仙太郎謹■（而？）祖先之埋骨合塔
なおこれ以外にも、道路から近い場所に遺構が見られる。
村誌によると、昭和14年立岩ダム建設。13戸のうち、村内移転7戸、村外移転6戸。
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