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◆小塩野(こじおの/コジョーノ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「三次」(昭和22.11)を使用したものである

所在:三次市三良坂町仁賀(みらさかちょうにか)
地形図:三良坂/三次
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:ダム建設
標高:約210m
訪問:2026年5月

 

 大字仁賀の南東部、田総(たぶさ)川沿いにある。

 灰塚ダムの建設に伴い離村し、集落跡地は現在の灰塚ダム記念公園に当たる。痕跡はほぼないが、公園の外の旧道に、移設された石造物や祠が見られる。山側には県指定の天然記念物「仁賀のシラカシ群」が残されているが、簡素な遊歩道が設けられ森の外縁しか見ることができない。終点から見える樹木がシラカシ群の一株か(写真7)。
 以下は堤体内の展示より、ダム建設の主な流れ。

 昭和40.4  予備調査開始
 昭和49.4.11  江の川総合開発調査事務所を庄原市に設置し、実施計画調査開始
 昭和59.10.26  現地調査開始
 昭和63.4.11  江の川総合開発工事事務所に改称し、建設事業に着手
 平成4.11.24  灰塚ダム用地補償基準妥結調印
 平成5.10.9  灰塚生活再建地「のぞみが丘」開村式
 平成13.3  本体工事着手
 平成14.10.16  堤体コンクリート打設開始式

 平成15.3.8

 定礎式
 平成16.9.13  堤体コンクリート打設完了式
 平成17.7.28  試験湛水開始
 平成18.4.7  試験湛水完了
 平成18.11.11  竣工式
 平成19.4.1  管理・運用開始


 なお資料『広島県文化財調査報告』
には、7戸の農家からなる集落であることが記されている。シラカシ群はかつての土井家の裏山に位置していた。
 読みは、『広島県文化財調査報告』では「こじおの」、『灰塚 ふるさとのあゆみ』では「こじょうの」となっており、前者は公的なもの、後者は地元での読みであるよう。

 


写真1 ダム堰堤

写真2 集落跡の風景(住宅があった辺り)

写真3 同

写真4 鋪装面に混じった陶片。往時のもの?

写真5 灯籠と碑。ダム建設に伴い移転した旨が記されている

写真6 祠と石仏・石塔

写真7 シラカシ?

 

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