◆黒木(くろき?)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「井原」(昭和27.8)を使用したものである
所在:福山市山野町山野(やまのちょうやまの) 地形図:金丸/井原 形態:山中に家屋が集まる標高:約450m 訪問:2013年5月
大字山野の西部にある。 現地は中国自然歩道の道中にあり、「黒木」と記した道標も見られる(写真1)。建材会社の処分場が見られるが、家屋の類は皆無。処分場の近くには現在でも手入れされている墓(写真2)があり、この近辺には往時の宅地があると思われる。さらに少し北側の尾根筋には、古い石仏と墓がある(写真3・4)。また北東部の谷沿いでも廃屋・古い墓・石仏を確認。なお車道とこの谷沿いの道との分岐付近には高野甲左衛門(たかの・こうざえもん)(※)の墓とされる場所があり、宝篋印塔と五輪塔が立つ(写真9)。
※ 薩摩から来た鷹の甲(たかのこう)城の城主。城はこの付近にあったと伝わる(案内板より)