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◆玖谷(くだに)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「廣嶋」(昭和20)を使用したものである

所在:広島市安佐北区安佐町筒瀬(あさちょうつつせ)
地形図:祇園/広島
異読み:くたに(橋梁〔玖谷橋〕)
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約210m?
訪問:2022年11月

 

 大字筒瀬の南東部、玖谷川(太田(おおた)川支流)沿いにある。
 現在は玖谷埋立地の用地となり、かつての宅地や農地はすべて跡形もなくなっている。過去の航空写真より、かつては3戸ほどであったか。
 いったん埋立地の正面入口を訪れたのち、玖谷川最上流に当たる鳥越峠から下降し敷地の南端を望んだ。道は多少荒れてはいるものの、往時の形跡を保っている。
 市のウェブサイトによると、供用の開始は平成2年4月より。離村はこの数年前だろうか。
 安佐町史には筒瀬所在の小社に「玖谷神社」が見られ、「武田家臣源若狭が守護神として勧請」とある。その名称から当地にあったものだろう。
 なお読みは、県道269号からの案内標識(写真1)に記されたローマ字の読みに拠った。「角川」の小字一覧にある「玖谷」のルビも「クダニ」となっている。 また下流の県道177号には玖谷川に架かる橋梁があるが、銘板の読みは「くたにはし」。

 


(写真1 案内標識)

写真2 集落手前の玖谷トンネル

写真3 上流側から跡地を望む

(写真4 鳥越峠。右方向が玖谷)

 

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