◆谷口(たにぐち)
※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「福渡」(昭和20)を使用したものである
所在:岡山市北区建部町鶴田(たけべちょうたづた) 地形図:西川/福渡 形態:谷の合流部に家屋が集まる 離村の背景:ダム建設 標高:約90m?(水面は約100m) 訪問:2012年5月
大字鶴田のうち、旭川沿いの上流部にある。旭川第一ダム湛水により水没した集落。 最近の地図では和田南(わだみなみ)の笑田(わろうだ)の下方に地名が記されているが、集落があったのは現在の谷口橋付近。神瀬の向かい。現地には2本の谷が旭川に合流しており、そのいずれにも家屋があったよう。谷口橋が架かる前の旧県道から南側の谷に入ると、墓地(富田家。写真4)が見られる。 町史によると「谷口大師堂」が水没移転した墓地の一隅にあるとのこと。先述の墓地とは別の場所か。