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千切(ちぎれ)



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「高梁」(昭和36.10)を使用したものである

在:総社市影(かげ)
地形図:総社西部/高梁
形態:山中に家屋が集まる
標高:約340m
訪問:2012年5月

 

 大字影の東部山中にある。影地内からは宮路付近から、原(はら)方面からは門瀬坂折(もんぜさかおれ)付近から、下倉(したぐら)方面からは槻(つき)から登る道が記載されている。
 訪問は槻より。無人の寺や神社跡の脇を通り、谷沿いの道を進む。植林地を過ぎると道は藪により進めなくなったため、南東の尾根まで登り、尾根筋を伝って集落まで到達。全体的に竹藪で覆われており集落上部のみの探索となったが、屋敷跡が2箇所ほどと墓地(山下家)を確認。上部では水を溜めていたと思われる凹地がある(写真6)。土地は段々になっているが、田畑の跡だろう。
 槻の方(昭和6年生)の話では、覚えている範囲(昭和10年代)でも既に家はなかったという。しかし無住となった後もタバコ栽培に槻から通い耕作が行われていた。なお槻の山下(やました)家は千切が発祥とのこと。

 


写真1 屋敷跡

写真2 石臼

写真3 屋敷跡

写真4 何かの残骸

写真5 墓地

写真6 凹地

 

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