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木地山(きじやま?)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「智頭」(昭和27.10)を使用したものである

在:奈義町馬桑(まぐわ)
地形図:大背/智頭
形態:山中の一軒家
標高:約520m
訪問:2012年5月

 

 大字馬桑の北部、馬桑川上流部にある。
 現地の国道沿いには「草苅家祖鎮魂之碑」があるが、以下は碑文より木地山での変遷を年表にしたもの。なお碑では草苅家の祖先を草苅ノ庄(※1)の地頭・氏家基近(のちの公継)としている。

※1 碑より、草苅ノ庄は現在の岩手県紫波郡紫波町高水一帯

 天正12(1584)  草苅家が木地山の地に帰農
 慶長10(1605)  旅人のための茶屋給を開始
 明治17  茶屋給廃止
 明治24.12  火災により家財道具が焼失
 明治27  復旧
 明治40  廃業。のちコウゾ・ミツマタを生産し生活
 昭和26  木地山を整理。13代目夫婦がヤマメの人工孵化に成功。「ひらめの家(※2)」開業

※2 「ひらめ」は方言でアマゴを指すよう

 なお碑文は「現在十四代目■■ガ茶屋ノ面影ヲ残シテイル」(■は当方による伏字)と結ばれているが、碑より少し国道沿いに下った場所にあるログハウスを指すものか。
 
国道から谷に降りると、谷に沿った段々の土地(写真2.農地跡だろう)と旧道と思われる谷沿いの道(写真3)が見られた。

 


写真1 碑

写真2 農地跡?

写真3 古い道?

 

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