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◆栩谷(とちだに)



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「高梁」(昭和36.10)を使用したものである

所在:吉備中央町岨谷(すわたに)
地形図:豪溪/高梁
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約190m
訪問:2021年11月

 

 大字岨谷の東部、落合川(高梁川二次支流)沿いにある。読みは橋梁の銘板より(栩谷橋)。
 槇谷(まきだに)ダムの建設に伴い離村したが、標高の上では水没は免れている。左岸側は現在の県道とダム湖の間の斜面、右岸側は川がダム湖に流入する部分付近に当たる。
 右岸側の家屋群があった一帯は、現在は造成された水田の一部となっている。水田と付替道路の路肩斜面に挟まれた狭い範囲ではあるが、往時の石垣や道路の跡?が確認できる。明確な屋敷跡は確認できない。付替道路沿いには畑があるが、さらに山側には石垣で段々になった往時からの農地の跡を見ることができる。一角に移転した墓地(片山家)があるほか、さらに農地跡の上にも墓地がある(横田家)。
 墓地内の記念碑(写真12)によると、戸数はもと10戸。ほか槇谷ダム建設により墓地が昭和56年12月に移転した旨が記されている。
 なお集落跡の上流の栩谷橋付近には現住の家屋があるが、1970年代の航空写真にはまだ存在していない。当地の移転世帯が新たに居を構えたものか。
 また事前の準備では家屋が集まっている右岸側のみ注目していたため、左岸側の存在は見落としてしまった。県道通過の際に路傍に石仏があったことを記憶しているが、当地に関係するものであるかは不明。

 


(写真1 ダム堰堤)

写真2 集落跡付近。新たに造成された水田が広がる

写真3 道路跡?

写真4 石垣

写真5 右岸道路沿いの畑

写真6 土石流危険渓流の看板。栩谷川と見える

写真7 栩谷川沿いの道(両側は農地跡)

写真8 農地跡にて

写真9 同

写真10 墓石?

写真11 墓地

写真12 墓地内の記念碑

写真13 古い墓地

写真14 墓地

写真15 県道の栩谷橋

 

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