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◆神場(かんば)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「川原河」(昭和28.5)を使用したものである

在:日高川町上初湯川(かみうぶゆがわ)字神場
地形図:寒川/川原河
形態:谷の合流部に家屋が少数集まる
離村の背景:災害
標高:約510m(登り口(妹尾(いもお))は約400m)
訪問:2011年2月

 

 大字上初湯川の中南部にある
 村史によると、かつては湯治場で明治初め頃までは客で栄えていたという(最近の地図でも「温泉・鉱泉」の記号が確認できる)。昭和28年7月の水害により、神場家の本家・分家が離村。本家は上初湯川の垣内原(かいとばら)を経て和歌山市へ、分家は御坊市へ転出していった。
 訪問は猪谷(いだに)川沿いの妹尾より。訪問時は林道が開鑿途中で、神場峠(神場北側の鞍部)から神場まで下る道の手前まで工事が進んでいた。妹尾からしばらくは旧道(最近の地図にある破線部)に沿っていると思われるが、途中の大きな谷で上方に向かう。
林道を外れ植林地に入るものの旧来の道は分からず、終点付近から適当な谷を下って集落跡に行き着いた(100mほどの高低差になる)。
 現地には石垣が築かれた農地の跡が広がり、屋敷跡を2箇所と古い墓地(神場家)(写真2)を確認。墓地の一角には瓦が散乱しているが、これは村史にも記述がある「薬師堂」の跡のよう。屋敷跡のすぐ上には
鉱泉の源泉と思われるコンクリート製の枡もある(写真3)。枡より少し登ると人工的な池のような場所があるが、浴場の跡だろうか(写真4)。
 地元の方の話では、付近の温泉施設の関係者が現在も源泉を管理しており、山道を時おり行き来しているという。

 


写真1 屋敷跡


写真2 墓地


写真3 コンクリート製の枡


写真4 浴場跡?


写真5 遺構
 

 

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