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◆椋呂(むくろ)



※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「十津川」(大正3.5)を使用したものである

所在:新宮市熊野川町相須(あいす)字椋呂
地形図:伏拝/十津川
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:施設の建設
標高:約40m
訪問:2011年5月

 

 大字相須の西部、熊野川左岸にある
 現在は十津川第二発電所として整備され、一見して往時の面影は見られない。
 付近で会った地元の方の話では、覚えている範囲で3、4軒。坪井(つぼい)・下(しも)などの姓があった。現在の運動場の付近に宅地があった。また敷屋(しきや)大橋も架かっていなかったので、渡し舟で人や荷物の運搬をしていたという。山仕事の傍ら畑を耕して生活していたが、発電所の建設により移転。
 ダム施設付近を歩いてみたが、集落の名残はまったく残っていない。西部には傾斜の緩い尾根があるが、ここでは何か建物があった痕跡を確認。壜や瀬戸物などが散乱し、人の生活が営まれていたような雰囲気がある。竈がいくつか並んだような遺構(写真4)があったりと一般的な民家ではなさそうだが、詳細は不明。
 町史によると、昭和初期に6、7戸の民家があり旅人相手の茶屋もあったという。町内の主な渡し場として玉置口(たまきぐち)・嶋津(しまづ)・宮井(みやい)とともに名が挙がる。また
昭和55年8世帯17人、平成18年1世帯1人とあるが、施設の関係者の居住だろうか(※)

※ 発電所の運用開始は昭和37年。周囲に人家はない

 


写真1 発電所

写真2 発電所前の平地

写真3 平坦地に壜が産卵する

写真4 遺構

 

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