◆土井(どい)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「江住」(昭和24.5)を使用したものである
所在:古座川町大桑(おおぐわ)
地形図:下露/江住
アクセント:ドイ
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約220m
訪問:2012年6月・2013年1月(HEYANEKO氏と共同)
大字大桑の中部、大桑谷沿いにある。古い地図では東・向平といった地名も見られるが、最近の地図に従いここにまとめて記す(地元で伺った話でも、これらの呼称は知らないという)。
地図上の「向平」では、屋敷跡が2箇所?くらい。
「東」では、廃屋と学校(小川(こがわ)小学校大桑分校)跡、また非常に立派な屋敷跡が見られた。学校脇には古い墓があり、庚申塚・三界万霊塔なども一緒に置かれている。
「土井」では右岸のみであるが屋敷跡が1箇所、その近くに墓地(伊東家)、少し上手に東山神社がある。神社の登り口には碑があり、氏子として伊東(いとう)・土井・湯庭(ゆば)・尾添・井戸・水口・瀧口・新谷・坪野(つぼの)・山岡・宇下の名が挙げられている。このうち伊東・土井は当集落、尾添は尾添谷(おぞえだに)、坪野は坪野の住民であると推測できる。
なお学校の場所と「伊東屋敷」(写真5・6)という呼び名は地元の方に教えていただいた。
資料によると、児童の推移は昭和32年12人、同33年10人、同34年9人。またHEYANEKO氏の調査によると、閉校は昭和35年。
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