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◆野平のびら?)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「高野山」(昭和26.7)を使用したものである

所在:高野町上筒香(かみつつが)字ノビラコほか
地形図:猿谷貯水池/高野山
形態:谷沿いに家屋が少数集まる?
標高:約670m
訪問:2015年4月

 

 大字上筒香の南部にある。
 現地では谷沿いに水田の跡が多く残されているが、屋敷跡は特定に至らず。地図画像に記された建物付近は広い平坦な分岐になっており、拡張された路面に屋敷跡が埋没している可能性もある。ここから北西に向かう谷沿いでは、炭焼き窯の跡およびその付近に何かの跡地らしいもの(屋敷跡?)が見られ、南西に向かう谷沿いでは、後年になって建てられた何かの小屋が見られた。いずれでも、古い茶碗が落ちているのを確認。
 なお集落入口付近の滝のそばには、何かを祀った小さな祠がある(写真4)。
 町史の巻末には大字ごとの字図があり、これによると地名表記付近の狭い区域は字ノビラコ、南側はシライシ、北側は字カキノ木サコとなっている。また第5章「くりかえされる民俗」において「…また一〇月二八日には遊女が滝の不動尊を祭る野平子(のびらこ)祭りがあり、…」という一節がある。祭事の呼称や滝のそばの不動尊であることから、当地で行われるものかもしれない。

 


写真1 谷と農地跡


写真2 道(写真手前)と農地跡

写真3 何かの跡

写真4 小祠

 

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