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◆津荷谷(つがだに)



※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「新宮」(大正3)を使用したものである

所在:田辺市本宮町津荷谷字津荷谷
地形図:本宮/田辺
形態:川沿いに家屋が集まる

標高:約80m
訪問:2009年2月

 

 町の東部、大字大津荷(おおつが)より熊野(くまの)川の小さな支流を遡った場所にある。手持ちの古い地図では既に見られない。
 現地には川沿いに林道大津荷線が通っており、奥へ進むと林道に沿って農地跡が点在する。終点より奥にも、川に沿っていくらか農地跡が見られる。川向こうも含め林道沿いの農地跡はすべて歩いてみたが、屋敷跡(便所の穴や石段、瀬戸物のかけらが見られた)が1箇所、屋敷跡の可能性がある場所が1箇所見られた。
 大字津荷谷は近世の牟婁(むろ)郡津荷谷村。明治22年請川(うけがわ)村(のち本宮町)の大字となる。明治24634人(男16・女18)。耕地はほとんどなくシイタケ栽培や林業で暮らしていた。昭和12年無人化。小字は津荷谷のみ(「角川」より)。

 


写真1 川と農地跡


写真2 石垣


写真3 農地跡

 

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