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◆奴田(ぬた)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「栗栖川」(昭和28.6)を使用したものである

所在:田辺市本宮町皆地(ほんぐうちょうみなち)
地形図:皆地/栗栖川
形態:川沿いの斜面に家屋が集まる

標高:約200〜250m
訪問:2010年4月

 

 四村(よむら)川の支流、奴田谷沿いにある。古い地図には「下奴田」の地名が見られるが、「上」に当たる場所は不明。地元の方々は「奴田」と呼んでおり、見出しも「奴田」とした。
 林道で会った方の話では、数軒あり離村は昭和初期くらいではないかとのこと。転出先は皆地が多い。
 現地では石垣で段々になった農地跡と、屋敷跡と思われる場所を3箇所ほど確認。茶碗などの瀬戸物も残る。
 なお皆地の本村は現在の国道311号沿いにあるが、奴田谷沿いの一部が稜線を越え大字皆地に含まれている。奴田谷沿いに人の暮らしがあったころは、四辻峠を越えて本村との交流があったのかもしれない。

 


写真1 屋敷跡


写真2 農地跡

 

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