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◆下津風呂(しもつぶろ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「吉野山」(昭和26.7)を使用したものである

所在:吉野町津風呂
地形図:新子/吉野山
形態:川沿いに家屋が多数集まる
離村の背景:ダム建設
標高:約220m(水面は約230m)
訪問:2009年6月

 

 津風呂ダムの人造湖(津風呂湖)に水没した集落。古い地図では右岸に多くの建物と学校、川沿いに水田、対岸には神社が見られる。
 
現在は左岸の県道沿いに砕石工場と釣り客相手の食堂、春日神社があるが、人家はないよう。なおダム周辺にもいくつか施設があるが、こちらは大字河原屋(かわらや)になる。ダムの傍らには「慰霊碑」が建っているが、これは津風呂の祖先の霊と、ダム工事の際の犠牲者を悼むもの。
 
湖畔の食堂の経営者(下津風呂出身)の話では、かつては33軒の家があったそう。集落は完全に水没してしまったが、渇水の際には痕跡が見られるという。学校は津風呂小学校。春日神社(写真2)はもともとこの地にあったものではなく、ダム建設の際に移転した。

 


(写真1 ダム堰堤)


写真2 集落付近


写真3 神社

 

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