◇十津川補足
≪その他の集落≫ 資料に記載されるが位置が不明の集落に、以下のものがある。(『十津川』の「昔あって現在は無い小字一覧表」より。役場ならびに堀井氏の調査)
十津川には「ジゲ」「バン」「キレ」という概念があり、現在の地名にも散見される。「ジゲ(地下)」(≒大字)の中にいくつかの「バン(番)」(≒小字)があるという構成になっている。「キレ(切)」は南部に多く見られ、「バン」とほぼ同義。 ≪新十津川町≫ 北海道の樺戸(かばと)郡新十津川町(しんとつかわちょう)は、明治23年に十津川村の住民が北海道に入植、開拓したもの。前年の明治22年、十津川村で大規模な水害が起き潰滅的な被害に見舞われ、第二の故郷を建設するべく移住を決意した。なお十津川・新十津川ともに、同じ「菱十(ひしじゅう)」をシンボルマークとしている。移住者一行が旅立ちの際、朝廷から賜った菱十の紅章を各自の左胸に付けたことによる。
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