◆坂本(さかもと)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「尾鷲」(昭和23)を使用したものである
所在:上北山村河合(かわい)・小橡(ことち)
地形図:河合/尾鷲
形態:川の合流点付近に家屋が集まる
離村の背景:ダム建設
標高:約350m(水面は約380m)
訪問:2009年1月・2019年5月
村の南東部、東ノ川沿いで現在の坂本ダム付近にある。
坂本ダムのダム湖により完全に水没。東ノ川地区内の「望郷立志誓之碑」によると、水没前は7戸。
資料『東ノ川』によると、居住者の移動が激しく、現住者は皆明治以後各地から来往してきた人々のみ。旅館(兼雑貨店)があった。山林労務に従事する者が多かった。河合方面からサンギリ峠を越え、坂を下って東ノ川岸に達したところで、地名はそれによるもの。
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