◆段(だん)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「香住」(昭和28.11)を使用したものである
所在:豊岡市竹野町段(たけのちょう―)
地形図:神鍋山/香住
形態:山中に家屋が集まる
離村の背景:(1世帯現住)
標高:約200m
訪問:2010年11月
町の南部にある。
現在も1世帯が住み、また家屋も多く寂れた印象はない。在住の方の話では、覚えているのが10軒。少しずつばらばらに転出していったという。古くは鉱山により栄えていた。以後林業や自給用の田畑で生活。
「角川」によると大字段は近世の気多郡段村。明治22年三椒村(のち竹野村)の大字となる。もと椒(はじかみ)村の一部だったが、慶長19年金山の発見により同村から分村して成立。以後しばらく鉱山として栄えた。最盛期は慶長19年以来数十年の短い間。明治24年15戸男43・女35、大正9年11戸73人、昭和33年10戸66人、昭和55年3戸6人。
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