◆灰野(はいの)
所在:南丹市美山町芦生(みやまちょうあしう)
町東部、由良(ゆら)川の上流部にある。古い地図では8軒くらいの建物が見られる。
「灰野の歴史」 寛永15年(1638)この頃より由良川下流15kmにある南・北村さらに中・田歌村から芦生奥、赤崎・灰野などに山番を派遣して定住させる。翌年には赤崎より更に奥、小ヨモギ・大ヨモギなどに南村より12人定住する。慶安3年(1650)北村より7人灰野に定住する。更に奥、七瀬・中山にも寛文5年(1665)に木地師が居住していた記録があり、その後も各地に居住する人達がいたが、昭和35年に灰野が廃村となった時には由良川最上流の集落であった。最盛期には、八軒、旅人相手の宿もあって、今も芦生の集落に残っている松上げや、盆踊りが盛大に行われていた。人によっては山仕事の他、ヤマメを釣って売り、冬には狩猟を行って生活していた。
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写真1 説明看板 |
写真2 軌道 |
写真3 石垣 |
写真4 農地跡 |
写真5 神社 |