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◆日向島(ひなたじま)

所在:鳥羽市小浜町(おはまちょう)
地形図:二見/答志
形態:?
標高:数m〜
訪問:2020年12月

 

 小浜町北東部、小浜の中心部より北北東におよそ700mにある島。レジャー施設があり、通称「イルカ島」として親しまれている。
 資料『シマダス』によると、かつては集落があり、また島内にはボラ漁を監視したり魚群を発見したりする「魚見(あらみ)小屋」があったとのこと。昭和34年に東洋遊園地株式会社が「イルカ島海洋遊園地」を開園した。現在は志摩マリンレジャー株式会社が運営。
 昭和27年の航空写真では、谷筋や北斜面、島の頂上などに複数の農地が見られ、建造物らしいものも確認できる。
 このうち日向浜の北側の小高い場所では何かの建物跡(写真5。先述の魚見小屋?)、島頂上の南西斜面には滞在を前提とした家屋のような建物(写真7)が確認できた。往時の宅地に建てられたものだろうか。島の北東部はバンガロー地区(現在は使用されていない)となっているが、海に近い部分では古めの遺物や遺構も見つかり、この谷筋にもかつては何かしらの建物があった可能性がある。島の 北部には日向稲荷大明神が鎮座しているが、往時から集落で祀られていたものであるかは不明(写真16)。
 なお当地には鳥羽マリンターミナル等から志摩マリンレジャーの運営する遊覧船の航路があり、訪問は容易。

 


写真1 島北部の遠景(西側から望む)


写真2 港と遊覧船

写真3 日向浜への隧道

写真4 日向浜

写真5 何かの跡

写真6 写真5の平坦地下の瓦


写真7 廃屋


写真8 倒潰建物

写真9 島北西の浜

写真10 写真9から谷を望む

写真11 写真10の谷筋の農地跡

写真12 島北東の浜

写真13 写真12付近の遺構。井戸?

写真14 写真12谷筋の農地跡

写真15 神社鳥居。「平成十年三月吉日」「近鉄志摩観光汽船株式会社」とある

写真16 神社の祠

写真17 島の頂上

写真18 頂上展望台より北西を望む

写真19 頂上展望台より南を望む(白い建物の手前が瀬戸になっている)

 

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