◆大入(おおにゅう)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「水窪」(昭和23.12)を使用したものである
所在:東栄町東薗目(ひがしそのめ)
地形図:佐久間/佐久間
形態:山中に家屋が集まる
標高:約550m?
訪問:2011年5月
町の東部、大入川左岸の山中にある。
大入川は町内に流れ込むと「大入渓谷」と呼ばれるように深い峡谷となり、地図でもその嶮岨な地形が読み取れる。断崖が続く中やや緩やかになった植林地があるが、ここが集落への登り口。
集落では廃屋が1軒と屋敷跡が数箇所で、宅地は狭い範囲にまとまっている。集落最上段の平地には瓦がまとめられていたが、後述の分教場跡か。 集落へ至る古い道は、東薗目の小沢(こざわ)付近から大笹山南部の稜線を越え、大入川を渡るもの。川沿いの県道429号線は後年になって開鑿された(現在は通年車輛通行止め)。
町誌の年表によると、東薗目小学校大入分教場は大正8年6月1日開設、昭和27年3月31日閉校。
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