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◆八草(やくさ)



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「千頭」(昭和44.3)を使用したものである

在:静岡市葵区八草
地形図:千頭/千頭
形態:山中に家屋が集まる
標高:約660m
訪問:2020年11月

 

 大字八草の北部、崩野(くずれの)川(藁科(わらしな)川支流)の左岸側にある。
 現地までは車道が通じており、訪問は比較的容易。集落入口には「奥藁科山歩きマップ」(写真1)が置かれており、当地は智者山・天狗石山等の登山口に当たるよう。
 集落では数棟の家屋が残り、離村は比較的最近であるよう。また集落内に広がる茶畑も、現在は管理されていないものの荒廃はそれほど進んでいない。もっとも手前の家屋は管理され、周囲も手入れがなされており度々の往来が窺える。墓地は集落東部にまとまっており、確認できたものは高橋姓。また最近の地形図では尾根上に神社の記号が記されているが、跡地のみ。管理家屋のそばにある石造物は、この神社の注連柱および手水鉢か(写真4・5)。
 
なお崩落(664mの標高点の東。写真17)や谷(同標高点の南西)の荒廃により、集落西部への訪問はやや難儀する。

 「角川」によると、大字八草は近世の安倍郡八草村。明治22年大川村の大字、昭和44年静岡市の大字となる。明治24年7戸25人、昭和55年4戸7人。集落の周囲では茶栽培を行うとある。

 


写真1 集落入口の案内図

写真2 写真1下方の建物跡

写真3 管理家屋


写真4 写真3付近の石造物(注連柱?)。「奉 昭和六年十月三十日」とある


写真5 写真3付近の石造物(手水鉢?)

写真6 谷のワサビ田跡

写真7 廃屋

写真8 写真7の宅地の一部

写真9 道の分岐。右は登山道

写真10 防火水槽と小屋

写真11 家屋

写真12 櫓

写真13 茶畑跡

写真14 墓地

写真15 神社の参道

写真16 神社の社殿跡

写真17 崩壊地

写真18 橋の跡(左下)と小屋

写真19 茶畑跡を通る主要道

写真20 電柱

写真21 茶畑跡

写真22 水車小屋

写真23 家屋

写真24 家屋

写真25 茶畑跡と道

写真26 茶畑跡

 

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