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◆苧生茂(おいも)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「舩津」(昭和29.5)を使用したものである

所在:高山市奥飛騨温泉郷苧生茂(おくひだおんせんごう―)
地形図:長倉/船津
アクセント:オイモ
形態:山中に家屋が集まる
標高:約690m
訪問:20011年6月

 

 高原(たかはら)川左岸、苧生茂谷と高原川の合流部付近にある
 現在土地を借り、畑を耕作している方の話では、かつては9軒。無人になったのは25年くらい前ではないかとのこと。農業(田)や山仕事で暮らしていた。米は多くが自給用だが、一部現金収入として出荷もされていた。用水路を作って間もなく離村してしまったという。
 現在はこの方の家屋が集落からやや離れた上部にあるほか、集落跡では家屋や納屋など数軒の建物が現存。中心部にある2つの祠が真新しい(写真5)。集落から離れた川沿いにも、広い農地跡が広がっている。
 明治8年9戸61人、大正元年9戸74人、昭和元年9戸81人、同15年15戸64人(村史)。
 「角川」によると、農業・林業が盛んで、良材が産出されたという。また大字苧生茂は、近世の吉城郡高原(たかはら)郷の苧生茂村。明治8年上宝村の大字となる。明治9年9戸60人、昭和50年2戸3人。

 


写真1 家屋

写真2 蔵

写真3 納屋

写真4 防火水槽

写真5 祠

写真6 石仏

 

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