◆境尾(さかいお/サカイノ)
※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/25,000地形図「明科」(大正2.11)および内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「信濃池田」(昭和21.12)を使用したものである
所在:松本市五常(ごじょう) 地形図:明科/信濃池田
異表記:界野(旧版地形図)
形態:尾根上に家屋が集まる?
標高:約660〜770m? 訪問:2010年5月
村の北西部、明科町【現・安曇野市】との境界付近にある。
沢村で伺った話では、旦那さん曰くかつては4軒。息子さんが知っているのは3軒。
川沿いの現住家屋の脇から道が伸び、これを登ると蔵などが残る屋敷跡が2箇所見つかった。ただし1箇所は地図上では明科町に所属し、さらに770m付近にも明科側に家屋が記されている(未訪問)。先の「4軒」とは、どこまでを指すのか聞き忘れたが、先述の現住家屋と、その奥の屋敷跡は含まれないよう。
「角川」の小字一覧には「境ノ尾」が見られるが、当地を指すものか。
※ 追記
2022年1月、大正2年発行の2万5,000分の1地形図にて「界野」の表記を確認。「サカイノ」の読みに当てられていたことが窺える
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