◆堂平(どうだいら)
※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「飯山」(昭和40.7)を使用したものである
所在:飯山市飯山
地形図:飯山/飯山
形態:川沿いから斜面にかけて家屋が集まる
標高:約550〜650m
訪問:2015年11月
大字飯山の西部、清川左岸支流沿いにある。
市誌によると、昭和35年24戸、同46年19戸、同48年17戸、同58年10戸、平成3年8戸。また当地にあった飯山小学校堂平分校は、昭和57年3月31日廃校。
訪問は上部より。まず集落北のはずれには学校跡が見られたが、現在は別の用途に用いられているよう。集落内には複数の家屋といくらかの農地が見られ、現在でも人の営みが濃く感じられる。集落の中心部には「堂平之記念碑」(写真5)が建ち、裏側には「堂平組中二十四戸籍名昭和三十年代」として、上組に青松・青松・青松・青松・藤澤・常田・藤澤・阿部、中組に山田・藤澤・藤澤・高橋・藤澤・山田・藤澤・高橋、下組に前田・藤澤・藤澤・若林・高橋・高橋・高橋・高橋の各氏の名が刻まれている。また「堂平解散碑建立 平成十九年八月」とあることから、離村もこの頃のよう。集落南西部の尾根上には伊勢社(写真8)があり、そばにはかなり古い墓と戦歿者の墓が置かれている(写真9)。集落南東のはずれ、緩い谷沿いには広い農地跡があり、ごく一部が畑として利用されている。
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