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◆柿草里(かきそうり)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「身延」(昭和22.6)を使用したものである

在:早川町大原野(おおはらの)
地形図:新倉/身延
形態:山中に家屋が集まる
標高:約570m
訪問:(2009年8月)・2020年11月

 

 早(はや)川左岸、集落の大原野と塩島(しおじま)の中間にある。
 地元の方の話では、45年くらい前に無人になったとのこと。現在も動物に荒らされた廃屋が残っているそう。大正時代に興された比較的新しい集落。明治40年の大洪水ののち高台に家を築く者が多くあったが、柿草里の集落もその時に作られたという。
 日没のため訪問は叶わなかったが、降り口には看板が建っており分かりやすい(写真1)。

 2020年改めて訪問。2箇所の宅地が見られた。それぞれの近くには墓地があり、うち1箇所では佐野氏(※)の名を確認。集落内の道は十分に広く、かつては荷車程度は往来していたよう。東部の尾根上には何かが祀られていた跡のような平坦地があり(写真19)、石仏と巨木(写真20)がそれを窺わせる。

※ ただし「野」は異体字。「堅」の左上が「田」

 


写真1 看板(2009年撮影)


写真2 看板(以下2020年撮影)


写真3 小屋跡


写真4 小屋


写真5 集落内の道


写真6 貯水設備


写真7 倒潰家屋


写真8 墓地


写真9 同


写真10 道の分岐


写真11 電柱


写真12 倒壊家屋


写真13 ポンプ


写真14 写真12の宅地の一部


写真15 墓地

写真16 「大塩之滝見処」の看板。木々が茂り滝はよく見えない

写真17 尾根上の石垣と鉄塔


写真18 写真17付近の石塔。「馬頭觀音」「昭和十六年佐野亀吉祀」とある


写真19 尾根上の平坦地。奥に石仏が見える(何かが祀られていた跡?)

写真20 写真19の巨木

 

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