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◆別行(べつぎょう



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「新潟」(昭和22.3)および地理調査所発行の同地形図「新發田」(昭和21.1)を使用したものである

在:聖籠町東港(ひがしこう)三丁目
地形図:松浜
/新潟
形態:平坦地に家屋が集まる

離村の背景:地域開発
標高:数m
訪問:2018年5月

 

 東港三丁目の東部にある。現在は新潟東港臨海工業地帯の区域内。
 町史および資料『聖籠町苦節四十年の歩み』によると、新潟東港開発に伴い、昭和61年までに51戸が移転したとのこと。移転先は町内別條(べつじょう)。のち大字としての別行も解体し、旧区域は現在東港四・六・七丁目に属している。
 「角川」によると、大字別行は近世の蒲原郡別行村。はじめ別行、また別行新田ともいったが、明治19年から別行村と称するようになった。明治22年蓮野村の大字となる(明治39年聖籠村、昭和52年聖籠町の大字)。地名の由来は、地内の行塚山に行者が庵を結び、霊験あらたかな特別の行を行ったことからといわれる。明治22年15戸94人、昭和45年38戸198人、同50年97戸269人。純農業地帯で、果樹などの栽培も盛んであった。なお移転先である大字別條の記載はなく、刊行以降に新設されたものであるよう。
 東港開発の主な経過ついてはこちらを参照。

 


写真1 「別行」付近

写真2 「裏別行」付近

写真3 「別行渡」方面を望む(正面の敷地内)

 

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