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◆蕨野(わらびの



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「十日町」(昭和21.10)を使用したものである

在:南魚沼市舞台(ぶたい)
地形図:六日町
/十日町
異表記:ワラビノ(旧版地形図)
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:災害
標高:約320m
訪問:2016年11月

 

 大字舞台の中部、三国(さぐり)川(魚野(うおの)川支流)沿いにある。現在の三国川ダムの堰堤付近。
 集落跡はわらびのオートキャンプ場となり、シーズンにはダム湖であるしゃくなげ湖と併せ人で賑わうよう。付近の墓地(写真3)は、往時からこの場所であったものか。東斜面にはしゃくなげ湖観光センターの施設(食堂・土産店)(写真4)があり、敷地の一角には「蕨野部落跡記念碑」(写真5。平成5年設置)と「
桑原市太郎翁記念碑」(写真6)が建てられている。桑原氏の碑によると、氏は旧五十沢(いかさわ)村の出身で、村長町長等要職を歴任した政治家。林業や観光の振興のため、道路の開鑿に尽力したことが讃えられている。
 以下は「蕨野部落跡記念碑」の碑文。文末には「碑建立者」として桑原氏6名が記されているが、当地の住民であったか。


昭和四十四年八月十一日夜三国川が開闢以来の大洪水に見舞われ道路橋等を流失し四百年余の歴史を閉じ蕨野台地から集団移転をする運びとなり四十五年に移転し日の出町を発足された
大水害以来三国川ダムが構想され五十年より調査を始め十七年間の年月をかけ建設省がダムを施工し台地を土捨場並びに資材置場として使用し台地を平らにし又交換分合し還地された蕨野台地である

 


写真1 オートキャンプ場


写真2 多目的グラウンド(水田跡)

写真3 墓地

写真4 施設

写真5 碑

写真6 碑

 

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