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◆佐野新田(さのしんでん



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「長岡」(昭和22.6)を使用したものである

在:見附市佐野町(さのまち)
地形図:栃尾
/長岡
形態:谷沿いの斜面に家屋が少数集まる?
標高:約200m
訪問:2016年11月

 

 市南部の飛び地。栃尾市域【現・長岡市】に囲まれ、北部・西部・南部は大字比礼(ひれい)、東部は大字本津川(ほんつがわ)に接する。
 まず土ヶ谷(つちがや)方面より訪問を試みたが、途中で道が荒れていたことや日没が近かったこともありひとまず撤退。翌日改めて比礼方面より訪問。道は全体的に荒れているが、集落手前、水田跡に差し掛かるとカヤ類の繁茂により通行は困難となる。意外にも集落内には車道が通っていたようで、谷を渡る箇所にも橋の痕跡が確認できる。現地では屋敷跡と思われる敷地を1箇所確認し(地図画像で「野」の字の下の建物と思われる)、敷地後方の尾根上で「米山塔」とある石造物(写真6)を確認した。町域南東部のピークにも登ってみたが、特に何も見つからず(写真7)。
 
あるいは同じ見附市である栃窪町(とちくぼまち)方面からの訪問がもっとも容易であるのかもしれない。
 土ヶ谷方面より途中で会った方(93歳)の話では、かつては数軒ほどであったのではないかとのこと。物心ついた頃でも、既に居住があったかどうか分からないという。

 「角川」によると、佐野新田は近世から見られる新田名(古志郡のうち)。明治22年上北谷村の大字となり、昭和29年見附市の町名「佐野町」となる。

 


写真1 集落風景


写真2 橋の跡(写真中央が橋台部分)

写真3 橋(写真中央)

写真4 集落内の道

写真5 屋敷跡?

写真6 石塔。文久二年?とある

写真7 南東のピーク

 

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