◆七通(ななとり)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「松之山温泉」(昭和21.10)を使用したものである
所在:十日町市松之山東山(ひがしやま)字七通
地形図:千手/松之山温泉
形態:谷沿いに家屋が集まる?
標高:約450m?
訪問:2015年11月
大字東山の北東部。
町史によると、入植の始まりは文化12(1815)年4月頃。3〜5戸の集落で、昭和33年7月に最後の世帯が東山に移住して無住となった。なお集落南東の通称城山(じょうやま)には、別名を七通城と呼ばれた東山城址がある。他の異名に天尾山(あまおやま)城・堀之内城とも。
最近の地図でも集落に通じる道が実線で記されているが、荒廃がひどく徒歩でも進入が困難。なんとか実線と破線の変わり目付近まで到達したが、手持ちの古い地形図でも家屋が記載されていないため宅地の見当がつかず、屋敷跡等は一切確認できなかった。帰路は道を外れ傾斜が緩やかな場所や尾根上を中心に踏査したが、痕跡は皆無。谷に沿って農地があったのだろうと想像がつく程度。
読みは町史の「七通城」のルビに拠る。
|