◆根古屋（ねごや） ※　この地図は、国土地理院発行の1／25,000地形図「成田」（昭和43.10）を使用したものである 所在：成田市小菅（こすげ） 地形図：成田／成田 形態：川沿いから支流にかけて家屋が集まる 離村の背景：公害（空港建設に伴う騒音） 標高：約10〜20m 訪問：2018年3月   　大字小菅の北東部、取香（とっこう）川左岸側にある。溝川の西。 　「角川」の小菅の項に、「集落は北部の小菅と南部の法華塚に分かれていたが、北部は新東京国際空港の4,000mのA滑走路直下に当たり騒音が激しいので人々は他へ移転し、現在北部に民家はない」とあり、根古屋・溝川・関戸がこれに該当している。 　また資料『成田市の地名と歴史』の小菅の項には「1971年には、騒音指定区域内の集団移転の第1号として、地区の20世帯が県の造成した久米野への移転が決まった」とあり、これら3集落が移転対象であったと思われる。 　現在家屋の類は皆無だが、谷に沿って農地跡と複数の屋敷跡が確認できる。溝川との境界は不明だが、間にある尾根だろうか。 　読みは「角川」の小字一覧のルビに拠った。
写真1　屋敷跡？	写真2　屋敷跡？
写真3　屋敷跡。標柱は「里山ロード順路」	写真4　水田。奥の高架は東関東自動車道
写真5　屋敷跡	写真6　農地跡
写真7　屋敷跡	写真8　写真7にて。浴室
写真9　同。井戸	写真10　遺構
写真11　屋敷跡	写真12　写真11にて
写真13　同。外便所	写真14　屋敷跡
写真15　屋敷跡の遺構