◆潜下(せんした)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「沼田」(昭和21.10)を使用したものである
所在:渋川市赤城町北赤城山(あかぎまちきたあかぎさん)
地形図:赤城山/沼田 鯉沢/沼田
形態:川沿い
標高:約730m?
訪問:2019年5月
大字北赤城山の中部北寄り、沼尾川沿いにある。
現地には林道潜下線の起点があり、周囲には小屋と墓地(神道家)がある。川に近い緩傾斜地を中心に山林を探索してみたが、顕著な痕跡は確認できなかった。
付近で伺った話では、分かる範囲では居住する者はなかったが、かつて炭焼きが行われていたとのこと。小屋は外部の人によるもので、地元とは関係ないよう。
当地に継続的な居住者があったかは不明。
資料『赤城村の地名と家号』には深山(みやま)の口承地名として記載があり、上流には「潜上(センウエ)」という地名もある。また付近の「寺屋敷(テラヤシキ)」と呼ばれる場所の解説では、「潜下にお寺があったといわれ、石垣や五輪塔等が残存する(敷島村誌)」との記述がある。
|