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◆天竜院(てんりゅういん)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「高萩」(昭和21.10)を使用したものである

所在:常陸太田市折橋町(おりはしちょう)
地形図:竪破山/高萩
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約550m
訪問:2019年5月

 

 折橋町の北東部にある。
 
集落の手前には山荘と庭園があるが(写真2)、現在この敷地内は立ち入りが制限されている。ただし諸情報では比較的最近まで管理されており、見学が自由であったよう。
 
最近の地形図で集落内に複数の建物が記されているが、残存しているものは先述の別荘のみ。現地では2、3箇所ほどの屋敷跡が見られた。道脇の広い平坦地は水田の跡か。植林が施されておらず明るく開けているが、やや荒れた印象。
 
村史によると、先述の山荘は「悠然亭」(通称「天竜院御殿」)と呼ばれるもので、水戸徳川家第11代当主昭武が建設したとのこと。明治15年に開設された天竜院牧場に滞在する際の宿泊地として、同19年から20年にかけて建設された。庭内から小さな滝を観賞できるため、建設当時は「観瀑亭」とも称されていた。

 


写真1 電柱札。「天竜院」と見える

写真2 山荘を木立より望む

写真3 「ふるさと文化財の森」の看板

写真4 道沿いの風景

写真5 屋敷跡付近の廃材

写真6 屋敷跡

写真7 屋敷跡

写真8 農地跡

 

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