◆仁田沢（にだのさわ） ※　この地図は、地理調査所発行の1／50,000地形図「荒砥」（昭和22.3）を使用したものである 所在：山形市柏倉（かしわぐら） 地形図：白鷹山／荒砥 異表記：仁田ノ沢 形態：山中に家屋が集まる 標高：約470m 訪問：2017年11月   　大字柏倉の南西部。檜木沢山の東およそ2�qの場所にある。市境を挟んでいるが、内山集落（上山市）がある谷の上流に当たる。 　訪問は林道仁田ノ沢線より。集落の手前、標高およそ380mの場所には仁田沢阿弥陀堂（写真1）があり、これは上の地図画像での神社の記号に当たると思われる。ごく最近ここからさらに林道が延長されたようで、集落跡まで車輌での訪問が可能。 　林道をたどり、路傍に石造物群（写真4）が見えてきた所が集落入口。現地では3箇所の屋敷跡を確認。小屋の類も散見される。 　資料『西山形郷土誌』によると、当地は柏倉の枝郷で、慶長の合戦の長谷堂城の戦いから逃れた落武者が棲み付き、庄司家・東海林家の祖先となったとのこと。もと9戸。 　またHEYANEKO氏によると、当地には西山形小学校仁田沢冬季分校があったとのこと。昭和51年閉校。
写真1　阿弥陀堂	写真2　阿弥陀堂の解説
写真3　林道から山形市街を望む	写真4　石造物群。右から庚申塔・山岳信仰の石塔（月山・湯殿山・羽黒山の三山が記される）・湯殿山供養塔・石祠2基・百万遍塔
写真5　屋敷跡	写真6　屋敷跡
写真7　小屋	写真8　屋敷跡？
写真9　屋敷跡	写真10　小屋
写真11　廃車	写真12　電柱