◆主寝坂（しゅねざか） ※　この地図は、地理調査所発行の1／50,000地形図「羽前金山」（昭和22.2）を使用したものである 所在：金山町中田（なかだ） 地形図：及位／羽前金山 形態：川沿いに家屋が集まる 標高：約250m 訪問：2018年11月・2019年11月   　大字中田の北部、主寝坂沢川（真室（まむろ）川三次支流）沿い。羽州街道沿いに位置し、主寝坂峠の南にある。 　町史によると、明治13年の新道開鑿後、外沢の分家が移住し集落が形成されたとのこと。栗田家・小野家・柿崎家の出自が記されている。 　1970年代の航空写真を見る限り、現在の国道13号の新道（主寝坂道路）の開鑿により、2世帯ほどが道路用地に転用されているよう（現在のチェーン着脱所付近）。元の国道沿いにも1世帯か。かつての農地も、現在は荒れ地となっている。日没のため周囲の詳しい探索はできなかったが、国道の西には墓地と小さな祠が見られた。墓地では先述の栗田・柿崎といった姓が見られる。 　2019年、移動中に偶然当地（先述の主寝坂道路チェーン着脱所）を訪問。新たな発見は特になし（写真7）。
写真1　国道沿いの風景。右は屋敷跡か（以下2018年撮影）	写真2　国道沿いの風景。左は農地跡
写真3　元の国道より新道のチェーン着脱所を望む。右側に宅地があった	写真4　小祠
写真5　墓	写真6　主寝坂トンネル
写真7　屋敷跡付近（チェーン着脱所）（2019年撮影）