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◆後沢(うしろざわ)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「楯岡」(昭和22.6)を使用したものである

所在:河北町西里(にしざと)
地形図:谷内/楯岡
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約350m
訪問:2018年11

 

 大字西里の北部、古佐(ふるさ)川(最上(もがみ)川支流)の支流沿いにある。
 資料『河北町の歴史』によると、離村直前で須藤家の本家と分家・庄司家・大沼家の計4戸。昭和30年に大沼家が千葉県へ、同41年に残る3戸が町内中島(なかじま)・両所(りょうしょ)・沢畑(さわばた)にそれぞれ移転し無住となったとのこと。主な生業は水田耕作・柴薪の採取で、ほか山仕事や日雇い仕事など。水田は谷内(やち)増蔵にも所有。畑は小規模なものが各自の土地にある程度で、麦・そば・粟・芋・大根などを栽培していた。通称で「後山(うしろざん)」とも呼ばれた。
 最近の地図でも建物と水田が記されているが、建物もなく耕作も屋敷跡に僅かな畑があるのみ。屋敷跡は2箇所確認。

 


写真1 農地跡

写真2 屋敷跡

写真3 畑

写真4 屋敷跡

写真5 墓

 

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