◆小杉沢（こすぎさわ） ※明色部（暗色部は大字城内の小杉沢） ※　この地図は、地理調査所発行の1／50,000地形図「矢嶋」（昭和21.11）を加工し使用したものである 所在：由利本荘市矢島町川辺（やしままちかわべ） 地形図：川辺／矢島 形態：谷沿いの斜面に家屋が集まる 標高：約140m 訪問：2018年5月   　大字川辺の南部、小杉沢川（子吉（こよし）川支流）左岸側の斜面にある。ここからおよそ500m南、谷を挟んだ対岸にも大字城内所属の小杉沢集落があるが（後出の「画像」および写真10）、ここでは川辺のものについて触れる。 　資料『秋田・消えた村の記憶』によると、昭和期に4戸（金子2・三浦2の各氏）。昭和44年から49年にかけて各々転出し、無住となったとのこと。昭和24年電気導入。 　最近の地図でも建物と墓地が記されているが、残存する家屋は皆無。集落の下方寄りに神社（写真2）があるほか、中ほどにも何かの祠（写真6）がある。墓地には僅かな墓石が残るのみ。 　なお城内の小杉沢は1世帯が現住で、水田が耕作されている（写真10）。 　諸地図サイトではいずれも大字城内に属しているが、その事実関係については不明。『消えた〜』の記述などから、歴史的背景を鑑み川辺・城内に分かれていると考えるのが妥当ではある。
写真1　屋敷跡？	写真2　神社。鳥居
写真3　神社。社殿	写真4　屋敷跡
写真5　石塔	写真6　祠
写真7　屋敷跡	写真8　墓石
写真9　同	（画像　城内小杉沢）
（写真10　城内小杉沢の風景）