◆雨沼(あまぬま)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「稻庭」(昭和21.11)を使用したものである
所在:湯沢市皆瀬(みなせ)
地形図:椿台/稲庭
形態:緩い谷沿いに家屋が集まる
標高:約390m
訪問:2018年5月
村の北部、落合川(皆瀬川二次支流)左岸側の山中にある。
資料『秋田・消えた村の記憶』によると、戦後最盛時13戸で、すべて高橋家。昭和40年代から転出が始まり、平成4年12月に無住となったとのこと。昭和33年電気導入。外浦とは部落会が一緒で、結びつきが深かったという。
村史には、雨外(あまそと)所属の小字として「雨沼」「雨沼山(―やま)」の記載がある。また雨沼の世帯主として5名の名が記されているが、やはりいずれも高橋氏(年代は不明)。なお当地にあった皆瀬小学校雨沼冬季分校は、昭和40年12月開設、同55年11月閉校。
現地では2箇所の屋敷跡と稲荷神社(写真10)を確認。外浦への分岐から数百メートル入った辺りにも、何かを祀った小さな社(写真1)や、何かの建物の跡がある。
HEYANEKO氏によると、写真2がその跡地であったとのこと。
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