戻る 前へ 次へ 市町村選択ページへ 都道府県選択ページへ トップページへ

 

◆古種沢(ふるたねざわ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「刈和野」(昭和22.1)を使用したものである

所在:大仙市協和中淀川(きょうわなかよどかわ)
地形図:羽後境/刈和野
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:移転事業
標高:約40m
訪問:2018年5月

 

 大字中淀川の中部北寄り、古種沢川(淀(よど)川支流)沿いにある。
 資料『秋田・消えた村の記録』によると、戦後最盛期5戸で、いずれも加藤家。昭和44年に1戸が転出し、昭和46年集落再編成事業により残る4戸が移転し無住となったとのこと。移転先は大潟村1戸、町内千着(せんじゃく)4戸。現在も4組が耕作に通っている。
 現在は蔵と倉庫が建つ屋敷跡が1箇所あるが、他の宅地の跡は未確認。敷地内には移転記念碑(写真4)が立ち、加藤氏5名の名が刻まれている。昭和46年11月23日とあるが、移転が行われた日付だろうか。ここから川を挟んだ小高い場所に神社跡があり、社殿は既にないものの鳥居と灯籠の一部が残されている。『消えた〜』では残されていると記されている墓地は未確認。

 


(写真1 集落手前の古種沢2号橋)

写真2 集落入口?の小祠

写真3 水田と宅地

写真4 碑

写真5 神社。鳥居

写真6 同。灯籠。「安政六未三月十二日 長吉」とある

写真7 同。社殿跡

 

戻る 前へ 次へ 市町村選択ページへ 都道府県選択ページへ トップページへ