◆大渉(おおわたり)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「十和田湖」(昭和29.4)を使用したものである
所在:鹿角市十和田大湯(とわだおおゆ)
地形図:中滝/十和田湖
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約420m
訪問:2016年5月
大字大湯の東部、大清水川沿いにある。
近接のする戸倉の元住民の話では、もと6軒。無住となったのは平成1桁頃か。戸倉と同様、農業(出荷用の米、自給用の豆・小麦等)や炭焼き・製材等で暮らしていた。訛音のためか、抑揚は最初の1文字以降は平板になり(オーワタリ)、さらに「オーワダリ」に近い発音になる。 現在は、関係者の往来がありそうな土地が数箇所ほど。小屋や家屋が散見される。戸倉・足洗とは対照的に、農地跡は荒地や林となっているものが多い。
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