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小深沢(こぶかさわ)

所在:上小阿仁村南沢(みなみざわ)
地形図:八木沢/阿仁合
形態:谷沿いの斜面に家屋が集まる
標高:約250m?
訪問:2016年5月

 

 大字南沢の東部、小深沢(小阿仁川の支流)の上流部にある。
 資料『戦後開拓のあゆみ』によると、戦後の開拓集落で昭和23年から25年にかけて8戸が入植したとのこと。畑作を主体とした営農を行っていたが、土地の起伏が激しく土壌も良好ではなかったため営農が進展しなかった。
 また資料『秋田・消えた開拓村の記録』によると、
移転は昭和42年。入植者はほとんどが外地からの引揚者で、当初は大豆・小豆・陸稲・アワなどを栽培。昭和30年代に4戸が離村。残る4戸は葉タバコを導入したが、昭和42年大錠発電所の社宅跡に移転、通い耕作となった。昭和47年、大錠の3戸とともに集落再編成事業により集団移転。
 集落までは簡素な車道が通じているものの、途中からは荒廃しており車輛での到達は不可。現地は幾分緩い傾斜地となっており、かつては農地が開かれていたと思われる。特定できた宅地は、標高およそ230m付近の1箇所のみ。

 


写真1 道


写真2 屋敷跡にて。サイロ?


写真3 緩い傾斜地

写真4 同

写真5

 

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