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◆奥小比内(おくこびない)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「太良鑛山」(昭和22.1)および同地形図「鷹巣」(昭和29.6)を使用したものである

在:藤里町藤琴(ふじこと)
地形図:真名子/田代岳 藤琴/鷹巣
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:移転事業
標高:約140m
訪問:2016年5

 

 大字藤琴の中西部、小比内川沿いにある。
 資料『秋田・消えた村の記録』によると、戦後最盛期22戸(市川7・佐藤4・三谷4、ほか大森・小山・斎藤・中島などの各家)。集落再編成事業により昭和47年に当時の17戸が転出したとのこと。
 また町史によると、当地にあった坊中(ぼうちゅう)小学校奥小比内分校の沿革は以下のとおり。

 明治30  (佐藤氏宅で私塾開設)
 明治37.7  特別教育所設置。佐藤氏宅を間借り
 明治41.11.1  独立校舎新築
 大正5.4.1  坊中分校奥小比内分教室設置
 昭和4.8.9  分教場となる
 昭和22.4.1  藤琴小学校奥小比内分校となる
 昭和37.4.1  坊中小学校奥小比内分校となる
 昭和48.3.31  閉校

 現在は植林地および山林・荒地となり、集落の面影はあまり残っていない。屋敷跡は数箇所確認。建物としては、後年になって建てられた小屋が1棟ある程度。学校跡は未確認。藤琴の中心部と素波里(すばり)ダム方面を結ぶ新しい車道(写真12)が集落内を横断しており、往時よりも訪問は容易になっている。

 


写真1 屋敷跡

写真2 屋敷跡の遺構

写真3 橋

写真4 農地跡

写真5 屋敷跡

写真6 平坦地

写真7 遺構

写真8 小屋

写真9 学校跡?

写真10 西股橋

写真11 屋敷跡

写真12 新しい道路

 

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