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◆手代沢(てしろさわ)

所在:由利本荘市鳥海町百宅(ちょうかいまちももやけ)
地形図:中直根/鳥海山
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約490m
訪問:2018年5月

 

 大字百宅の中部、子吉川上流部(上玉田川)左岸側にある。
 資料『秋田・消えた村の記憶』によると、矢島営林所による国有林のブナ伐採と造林作業のために形成された集落であったとのこと。昭和15年手代沢事業所設置。昭和30年前後が最盛期(15戸の従業員と製炭作業者世帯)であったが、同36年に森林軌道が廃止され林道が開通、離村が始まる。昭和52年事業所が廃止された。
 現地では小高い場所に何かの跡地(写真5)と神社の跡(写真7)が見られたのみ。神社のそばには「佐藤浅治紀念碑」(写真8)が置かれている。林道沿いにも建物があったようだが、既に跡形もない。
 なお町史によると、かつて当地には直根(ひたね)小学校手代沢分校が存在。昭和23年4月1日開校、同36年10月1日閉校。
HEYANEKO氏によると、先述の「何かの跡」がその跡地であったとのこと。

 


(写真1 手代林道起点)

写真2 集落風景

写真3 道と平坦地

写真4 平坦地

写真5 学校跡

写真6 写真5にて

写真7 神社跡

写真8 碑。「明治三十七年八月一日 村中」とある

 

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