◆大平(おおだいら)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「阿仁合」(昭和29.2)を使用したものである
所在:北秋田市阿仁幸屋(あにこうや)
地形図:阿仁合/阿仁合
形態:川の合流部付近に家屋が集まる
離村の背景:移転事業
標高:約180m
訪問:2016年5月
大字幸屋の西北部、阿仁川右岸側にある。岩ノ目沢(いわのめざわ)集落の対岸。
資料『秋田・消えた村の記録』によると、戦後最盛期8戸(佐藤4・西根4の各家)。集落再編成事業により昭和48年に全8戸が転出したとのこと。転出先は大字幸屋渡(こうやわたり)の岩ノ目沢6戸・幸屋渡2戸。
また町史によると、延宝年間(1673-81)に南秋大平村(※)の船岡氏が狩猟に来て幸屋の佐藤家に滞在、佐藤家の勧めにより当地を開拓したと伝わるとのこと。のち佐藤姓を名乗った。鎮守は大平神社。
現在は林および草地となり、建物は皆無。少ないながらも建物の痕跡が確認できる。
※ 南秋田郡の旧大平(たいへい)村のことか
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