◆堰沢(せきざわ?)
※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「葛巻」(昭和22.2)を使用したものである
所在:葛巻町田部(たべ) 地形図:仁昌寺/葛巻 形態:谷沿いの一軒家 標高:約440m 訪問:2017年5月
大字田部の中部、毛頭ノ沢(けとのさわ)川(馬淵(まべち)川支流)の小さな支流沿いにある。 赤平(あかひら)集落の在住者(80歳)から伺った話では、もと1軒。炭焼きや畑の耕作で暮らしていたとのこと。離村は50年以上は前であるよう。なお地名の確認の際は「セキヤサワ」と聞こえ、「堰沢」との関連は不明。 現地に訪れる道は荒廃し、あまり形跡もない。植林が途切れやや開けた辺りの左岸側が屋敷跡と思われ、それらしい平坦地や石組、炭焼き窯跡などといったものが見られる。はっきりとした農地跡は見られないが、宅地脇の緩やかな斜面が畑の跡か。
写真3 屋敷跡?の石組