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◆十良沢(じゅうりょうざわ)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「葛巻」(昭和22.2)を使用したものである

在:葛巻町葛巻
地形図:葛巻/葛巻
形態:谷沿いの斜面に家屋が少数集まる
標高:約470m
訪問:2017年5

 

 大字葛巻の北部、星野(ほしの)川(馬淵(まべち)川支流)の小さな支流沿いにある
 元住民(下屋敷氏。星野在住)によると、もと下屋敷(しもやしき)家・十良沢(じゅうりょうざわ)家の2軒。戦から落ち延びた武士が棲み付き、下屋敷家の祖先になったという伝承がある。その後十良沢家が移入し、それぞれ本家・分家といった関係ではないとのこと。豆類や稗(のち米)を作付けしたり、乳牛を飼育したり、後年は出稼ぎなどで暮らしていたという。定住が行われなくなったのは47年ほど前、通い耕作を行っていたのは15〜20年ほど前。集落の山手には、目の神様と学問の神様を祀った神社があった。
 最近の地形図では星野から当地までの道は破線で記されているが、四輪車での訪問も可能。現地には家屋が1軒と屋敷跡が1箇所。農地跡も荒れずに開けている。
 町誌によると、明治18年の調査で2戸。

 


写真1 家屋

写真2 屋敷跡

写真3 農地跡

 

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